●Debianにcactiをインストール
監視ツールとして定評のあるcactiをインストールした時のメモです。
基本的には差ほど難しい作業ではないのですが、Debian特有の設定等があるので、メモっておきます。
●aptでインストール
基本的にはaptで入りますが、mysql、php4、rrdなども使用するため、それぞれインストールしてください。
※参考
http://www.kunitake.org/xoops/modules/weblog/blog-229.html
●/etc/default/snmpdの編集
127.0.0.1という記述がありますので、この部分をカットします。これでsnmpd.confで設定したネットワーク内のIPであれば接続ができるようになります。
hosts.denyの設定も有効になるので、注意してください。
※cactiインストール例・設定例
http://www.aconus.com/~oyaji/suse9.3/cacti_linux.htm
※cactiの詳細な設定例
http://www.stackasterisk.jp/tech/systemManagement/snmp06_01.jsp(リンク切れ)
https://www.ipentec.com/document/document.aspx?page=cacti-add-localhost-traffic-graph  
 
●swapも監視する
デフォルトテンプレートでは、swapの監視ができないので、「サバカン」で提供されているインポートファイルを使用しました。(サバカンさんありがとうございます。)
 
●net-snmpの設定
MIBについては、「ITmedia」を参考にしてみてください。結構複雑です。
snmpd.conf設定時のコミュニティ名は、セキュリティの関係上デフォルトのものを使用せず、任意で変更してください。
※confの設定例
http://centossrv.com/rrdtool-cacti.shtml

●cactiでグラフを追加する
deviceを追加しただけではだめで、New Graphicsでグラフを追加する必要があります。
cactiでグラフを追加する手順

※権限の話
snmpでデータは問題なく取得できているのに、グラフが表示さていない場合、権限が混ざっている可能性があります。
グラフのデータは、cacti/site/rra/以下に保存されますが、poller.phpをrootの権限で実行すると他のユーザーから実行・書き込みができなくなり、グラフが表示されません。
poller.phpは通常cronで実行するので、試験的にデータを取得する時などは、その時に実行されるcronのユーザー(例えば、apacheユーザー)で実行しましょう。

※絞り込みができない話
graph_image.php
1600000000 => 1800000000
参考