Power Vault 100T DAT72 Tape Drive コマンド一覧
(自己の責任で作業を行ってください)
テープが認識されているかのチェック
 
http://support.jp.dell.com/jp/jp/filelib/download/index.asp?fileid=R84668
 
R84668.EXEをダウンロードして、Windows上で展開します。
windowsフォルダと、Linuxフォルダができるので、Windowsフォルダを削除します。
 
Linuxフォルダの中身
・ide-scsiConf
・TapeRx.lx
・util.bin
 
Readme.htmもできるので、それも参考にしてください。
 
中身(上記3つ)をサーバーの適当なところにアップロードします。
実行できるように権限も変えておきます。
 
# mkdir /usr/local/src/100T
# cd /usr/local/src/100T
# cp /$HOME/Download/100T/* ./
# chmod 755 *
 
以下のコマンドで、テープが認識しているか確認します。
 
# ./ TapeRx.lx show
Fri Oct 8 14:54:01 2004
 
Issued Cmd: Show Devices
 
Access this device using: -id:0
SCSI Port: 0, Bus: 5, Target: 6, Lun: 0
DELL PV-100T-DAT72, Firmware: hogehoge
Serial# hogehoge
 
 
Press <Enter> to close.
 
と出ればid0番でテープの装置が認識していると思われます。
後は以下のコマンドで処理を実行してください。


※補足
PRIMERGY DAT72 PG-DT502 の確認方法
下記のような記述があれば認識されています。ポイントは、「Model: DAT」です。
# cat /proc/scsi/scsi
 
Host: scsi0 Channel: 00 Id: 01 Lun: 00
Vendor: SEAGATE Model: DAT DAT72-000 Rev: B07U
Type: Sequential-Access
 
磁気テープの場合、デバイスファイル名の先頭にnをつけると巻き戻し禁止を指定できます。たとえばfreeBSDの場合、SCSIテープデバイスのデバイスファイル名は、/dev/rsa0。これに巻き戻しを禁止するときには/dev/nrsa0とします。Solrarisの場合は、/dev/rmt/を/dev/rmt/0nとします。Linuxの場合は/dev/st0を/dev/nst0とします。
 
tarコマンドでのバックアップ(xxxx : バックアップするファイル名)
# tar cf /dev/nst0 xxxx
 
tarコマンドでのtapeの中身の確認
# tar tvf /dev/nst0
 
tarコマンドでのtapeからのリストア(xxxx:バックアップしたファイル名)
# tar xvf /dev/nst0 xxxx
※補足
tar cf /dev/nst0 /home/user/public_html/index.htm
でバックアップをとった場合で、カレントディレクトリが「/home/okuno/」の場合、
tar xvf /dev/nst0 /home/user/public_html/index.htm
と展開した場合、/home/okunoの直下にhome/user/public_html/index.htm
と展開されます。
 
指定個数のファイルだけテープを先送りする(x:先送りする数)
# mt -f /dev/nst0 fsf x
 
指定個数のファイルだけテープを巻き戻す((x:巻き戻す数)
# mt -f /dev/nst0 bsf x
 
テープの巻き戻し
# mt -f /dev/nst0 rewind
 
テープの終端へジャンプします
# mt -f /dev/nst0 eod
 
テープの状態を確認
# mt -f /dev/nst0 status
 
diffコマンドでバックアップ前とリストア後のファイルの比較
(xxxx : バックアップしたファイル、yyyy : リストアで展開したファイル)
# diff xxxx yyyy
 
テープをテープ装置から取り出す
# mt -f /dev/nst0 offline
 
※クリーニングテープ挿入後、10秒程で勝手にejectされます。
あせってサポートセンターに電話しないように注意してください。(実体験)(T_T)